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各地の様々な取り組み

犬猫に対する世界基準・世界との比較

ここでは国際的な視点で犬猫の取り扱いについて見てみましょう。犬猫に対する扱いが進んでいるといわれる国を例に挙げて日本の現状と比較してみます。

今後、日本国内での犬猫の殺処分数を減らしていくためには、販売する側(ペットショップやブリーダー等)への規制の強化と国民の命に対する意識の向上という両輪で進めていかなくてはいけないように感じます。


イギリスの現状

★☆★ 日本と比べ約15〜16分の1程の殺処分数 ☆★☆

イギリスでは近年、毎年約10万匹の犬が保護されています。

その内の7,000匹程は病気を持っていたり、性格に問題があったり(獰猛すぎる等)、または引き取り手が見つからなかったりという理由で安楽死させられていると聞きます。

とても聞き流すことのできない数ですが、それでも日本で殺処分されていく犬の数(平成20年度は84,264匹【データ提供:ALIVE】)と比べれば約12分の1程度です。

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ドイツの現状

★☆★ 殺処分のない国 ☆★☆

驚く方も多いと思いますが、ドイツには殺処分という制度自体がありません。

では、保護された犬や猫はどこに行くのかというと、ティアハイムと呼ばれる動物保護施設に収容されるのです。

それも私たちが想像しがちな鉄格子とコンクリートという造りとは大きく異なり、庭付きの個室で運動不足にならないように広いドッグランスペースを設けられているだけではなく、寒い国だけに凍えないように床暖房まで完備されている所まであるらしいのです。

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アメリカの現状

★☆★ 年間約300万匹もが殺処分される国 ☆★☆

2010年時点で、アメリカでは犬猫合わせて年間約300万匹もが殺処分されていると言われています。

大きな原因として、ブリーダーをはじめとする繁殖業者がまるで物を生産するかのように次々と動物を生産し続けている事が考えられます。(日本でも同じような事が行われています)

2000年時の1000万匹と比べれば大幅に減少しているものの、この数だけをみると1年間で日本国内で殺処分される犬猫の数の約10倍にものぼります。収容された数と殺処分の割合を見ると約5割程が殺処分されています。

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